2013年10月04日

連載終了のお知らせ


筆者急逝のため、「親分の『今週、これ読みました』」は
前回分をもちまして連載終了となりました。

長らくご愛読いただいたみなさまに心より御礼申し上げます。

2013年10月 集英社インターナショナル






ボスには本当に本当に、お世話になりました。
楽しい思い出しかありません。
ありがとうございました。
担当K


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2013年06月19日

タイニーストーリーズ

山田詠美『タイニーストーリーズ』(文春文庫)

タイニーストーリーズ (文春文庫) [文庫] / 山田 詠美 (著); 文藝春秋 (刊)

申し訳ない。
ミステリーや時代小説に
うつつを抜かしていました。

昔から好きだったくせに、
ちょっとお見限りでしたね。
やっぱり、
めちゃめちゃ文章うまいし、面白い。

これ、短編小説というより、
もっと短い小説集。
文庫本1冊に、21ものストーリー。

そのひとつひとつが、
充分にそれぞれ勝手に、
長編小説のモチーフになるほどの贅沢さ。

作者の感覚だけで、
人間を四方八方から滅多斬りして描いてみせて、
そのひとつひとつのエピソードが
ものの見事にまとまっている。

小説家って、やっぱ、こうでなくちゃね。
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2013年06月05日

閑話休題 柳家小さんのこと

若い頃から落語が好きで、
聴いたり見に行ったりしてました。
落語マニアの仲間です。

意外と多いんですよ。
寝るとき、必ず落語を聴きます。

多くの落語ファンのように、
文楽、志ん生の時代からハマりました。
昭和落語の頂点の頃ですよネ。

文楽は、落語の完成形を目指した人で、
歌舞伎でいえば市川宗家のようなもの。
落語十八番を完成した人です。

志ん生は、全ての落語を自己流で喋る人。
だから誰もマネのできない
志ん生落語を作った人です。

円生と正蔵は、
この二人とは少し離れて落語の幅を拡げ、
知らない噺まで調べ、
演じた研究者といったところでしょうか。

そして今回、初めて感心したのが
小さんの落語です。

どんな時でも
前述の四人より下と見られていた小さんですが、
最近、たくさん聴きました。

これが、本当に面白いのです。
話術のたくみさは勿論ですが、
あらためて、落語は、
面白いものが本当は一番なのではないでしょうか。

「達人」かな?
もっともっと、小さんを見直して欲しいと思います。

落語のはなしは、時々したいナ。

五代目 柳家小さん 落語傑作選 全集 [DVD] / 柳家小さん (出演)
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