2013年04月23日

日々談笑

小沢昭一対談集『日々談笑』(ちくま文庫)

日々談笑 小沢昭一対談集 (ちくま文庫) [文庫] / 小沢 昭一 (著); 筑摩書房 (刊)

この本のことを、
言いたいのではなく、
小沢昭一さんのことを想っています。

三遊亭円生が死んだとき、
上野のパンダも死んで、
新聞記事では扱いで負けた
というのは有名な話ですが、

昨年12月、小沢さんが死んだときも、
5日前に勘三郎さんが死んで大騒ぎ、
メディアではほとんど記事になりませんでした。

いかにも、小沢さんらしい・・・・・・

この対談集も、死後、
うっそりと復刊されたもの。
読みかえすと、懐かしいかぎりです。

小沢さんは、常に、
常識の向かい側に坐っているというスタンスが、いい。

常識の向かい側にあるのは、
非常識ではなく、
もう一つの常識だということを感じさせてくれる。
すごく納得する。
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2013年04月10日

ガソリン生活

伊坂幸太郎『ガソリン生活』(朝日新聞出版)

ガソリン生活 [単行本] / 伊坂 幸太郎 (著); 朝日新聞出版 (刊)

この小説の主人公は車。
緑色のデミオです。

車が主人公、語り部となって、
ストーリーは進展します。

一応、車の持ち主一家に起こる様々な事件が、
ミステリー仕立てになっているのですが、
このちょっと変わった視点でながめると
人間の生き様というのは、
ユーモラスで奇妙なことが多い
ということが、わかってくる。

車が主人公といえば、
筒井康隆先生の「お紺昇天」という傑作があるが、
あのシニカルさに比べて、
とても楽しい読み物になっている。

車の存在自体が、
時代とともに変わっているせいかしら・・・
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