2013年05月21日

あん

ドリアン助川『あん』(ポプラ社)

あん (一般書) [単行本] / ドリアン助川 (著); ポプラ社 (刊)

街角のどら焼き屋の店長と、
不思議な飴作りの名人のおばあさんと、
ちょっと変わった感性の女子中学生の
淡々とした交流を、
ごく優しいタッチで描いた小説。

ともかく、読みやすいので、
誰でも簡単にストーリーに入れます。

しかし、それからが大問題!!

どんな内容かは、
これ以上書かないことが
この小説に対する礼儀でしょう。

でも、読み終わって
充分、満足感を得ることはうけおいます。
本年度、おすすめの、一番目かな?


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2013年05月07日

サクラ秘密基地

朱川湊人『サクラ秘密基地』(文藝春秋)

サクラ秘密基地 [単行本] / 朱川 湊人 (著); 文藝春秋 (刊)

久しぶりで朱川さんの新作を読みました。

近未来小説というジャンルがあるとすると
彼の小説は、
近過去小説ということになるのかな?

現在の自分が、過去をふりかえる。
そこには、常に自分自身がよく知っている
事実が並べられているはず。

ところが、実は、
その過去自体が、
見方ひとつでまったく違った過去が現れてくる。

果たして、自分自身の歴史というものは
本当に正しく理解しているのだろうか。

変にノスタルジックで、変にコワイ、
SFの味付けが、たまりません。

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2013年04月23日

日々談笑

小沢昭一対談集『日々談笑』(ちくま文庫)

日々談笑 小沢昭一対談集 (ちくま文庫) [文庫] / 小沢 昭一 (著); 筑摩書房 (刊)

この本のことを、
言いたいのではなく、
小沢昭一さんのことを想っています。

三遊亭円生が死んだとき、
上野のパンダも死んで、
新聞記事では扱いで負けた
というのは有名な話ですが、

昨年12月、小沢さんが死んだときも、
5日前に勘三郎さんが死んで大騒ぎ、
メディアではほとんど記事になりませんでした。

いかにも、小沢さんらしい・・・・・・

この対談集も、死後、
うっそりと復刊されたもの。
読みかえすと、懐かしいかぎりです。

小沢さんは、常に、
常識の向かい側に坐っているというスタンスが、いい。

常識の向かい側にあるのは、
非常識ではなく、
もう一つの常識だということを感じさせてくれる。
すごく納得する。
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